雑念日記

愛する本たちとともに送る、雑念だらけの日々。
文学・小説を中心にした簡単なレビュー。(最近面倒なので更新は程ほどに)

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イベントレポート4

 木村榮一×高橋源一郎 トークショー『物語は永遠に』 ガブリエル・ガルシア=マルケス全小説/新潮社 刊行記 (12/16)

前回の記事で『コレラの時代の愛』における(というよりは、ガルシア=マルケスにおける)語りの特徴のようなことについて書きました。その起源はケルトであり、その血筋をマルケスの語りがひいているのならば、ヨーロッパから派生したリアリズムという言葉をあてはめるのは不自然かもしれないという内容でした。

この延長線上で、では、日本の文学はどうなるのか、という話になりました。これについても前回書いた一神教/多神教という枠組みの中で語られます。

そもそも日本は八百万の神、というくらいなので多神教的風土であり、その根幹にあるのは自然崇拝です。ケルトと同じ土壌ですね。

イベントでは、日本の近代文学はヨーロッパの血筋にある、というような話がありました。ここらへんの根拠は、今思いつくことをいえば、明治以降、ヨーロッパから輸入された近代小説の理念が、日本的に展開されていったということでしょうか。例えば、二葉亭四迷の言文一致運動がその良い例だと思います。

高橋さんいわく、未だ日本は近代小説のままであると(言ってた気がする)。新しい日本文学の誕生を見届けたいと。

その際、ひとつのきっかけになりうると考えられるのが、砂漠で生まれた一神教の風土で織り成されてきたヨーロッパ的な理念ではなく、森の多様性が生み出した多神教的風土による理念ではないか、そういう話だったと記憶しています。(違ったらごめんなさい、さすがに一週間たつと忘れ始めている。というか自分のいいように解釈し始めています)

森に倣えと。

でまあここで強引にマルケスに話を戻すと、彼の語りからこれからの日本文学が学ぶべきことが多いということなのでしょうか。

とりあえず、そういうことにして、これにて終了とします。
お疲れ様でした。

余談:こういう経緯で最近、森とか多様性とか多神教とか、そういうものが非常に気になっています。それで発見したのがこの本。
すべては脳からはじまる
すべては脳からはじまる
茂木 健一郎

「まえがき」の部分でいきなり多様性について茂木さんが考えているということ、それから森の話を展開してます。1ページしか読んでないけど、買ってしまいました。たしかに、脳は森だよなー。
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